プリン体を減らすレシピ⑦
ブロッコリーとイカのかぼす風味炒め
(監修)
帝京平成大学薬学部教授 金子希代子 先生
株式会社フォーラル 管理栄養士 孰賀佳冬 先生

プリン体は肉類や魚介類に多いことが知られていますが、野菜でも少し多めに含まれるものがあり『プリンリッチ野菜』と呼ばれます。しかし、プリンリッチ野菜をたくさん食べても血中の尿酸値には影響しないと報告されています。今回はプリンリッチ野菜の代表である『ブロッコリー』を使ったレシピをご紹介します。
- イカ
- 1杯
- ブロッコリー
- 1株
- しめじ
- 1パック
- ごま油
- 大さじ1
- 塩だれ
- 大さじ2
- かぼす果汁
- 大さじ1
1人分
- エネルギー
- :92.0 kcal
- 食物繊維
- :2.6g
- たんぱく質
- :8.6g
- 食塩相当量
- :0.9g
- 脂質
- :3.2g
- プリン体量
- :124.7mg
- 糖質
- :5.3g
エネルギー産生栄養素バランス(PFC)= P:37.4% F:31.3% C:23.0%
※エネルギー産生栄養素バランス(PFC):エネルギーを産生する栄養素(Protein:たんぱく質・Fat:脂質・Carbohydrate:炭水化物)のエネルギー比率を示したもの
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下処理:イカ:生なら下処理、冷凍なら解凍し、食べやすい大きさに切る
ブロッコリー:塩を使わずに下茹でをする
しめじ:ほぐしておく - フライパンにごま油を熱し、イカ、しめじを入れ、蓋をして火を通す
- 火が通ってきたら塩だれを入れ、さらに炒める
- ブロッコリーを加え、最後にかぼすの果汁を全体になじませたらできあがり
かぼすの香りがさわやかなおかずレシピです。
かぼすの皮をすりおろして一緒に炒めると、より香りが広がります。
蓋をして火を通すと、イカを柔らかく仕上げることができます。
塩だれがないときは、にんにくと塩で代用できます。
野菜に含まれるプリン体は、非常に少ない(50mg未満/100g)ものがほとんどですが、一部の野菜には50~100mg/100gを含むものがあり、『プリンリッチ野菜』と呼ばれます。食品中のプリン体は細胞に含まれる核酸(細胞の核にある遺伝子(DNA)やその情報を伝えるリボ核酸(RNA))が主な原材料であるため、花芽のような野菜(ブロッコリーやカリフラワー)や伸び盛りの葉・芽(ブロッコリースプラウト等)に多めに含まれています。多めといっても、50~130mg/100gであり、一般的な肉類や魚介類よりは少量です。また、プリンリッチ野菜に含まれるプリン体の種類は、核酸を素とするのでアデニン類、グアニン類が主となります。
肉類・魚類は、核酸以外にうまみ成分となるヒポキサンチン類を多く含むので、血中の尿酸値への影響が大きく、食べ過ぎると尿酸値が上がる心配がありますが、プリンリッチ野菜は食べ過ぎてもそれほど尿酸値が上がる心配をしなくてもよさそうです。
また、茹でることでプリン体を減らすことができるので、今回のレシピでもブロッコリーを茹でています。イカはプリン体の含有量が中程度の食材(174mg/100g)なので、1人分を50g程度として、下茹でをする等、上手に使って下さい。