vol.36

各種の心血管リスク因子が動脈スティフネスの進行速度に及ぼす影響はさまざま

喫煙や大量飲酒、高血圧などの心血管危険因子(cardiovascular risk factor;CVRF)は、動脈スティフネス(動脈壁の硬化)の進行とも関連することが知られている。しかし、全てのCVRFが寄与しているわけではなく、動脈スティフネスの進行速度に対する影響は、CVRFにより様々であるという研究結果を、東京医科大学循環器内科学教授の冨山博史氏らが、「Hypertension」2023年10月号に発表した。

研究グループは今回、東京都内の大手建設会社従業員を対象としたコホートにおける2000年から2015年までの16年間にわたる年次健康診断データから、上腕-足首間脈波伝播速度...

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