vol.30

血液透析患者におけるABCG2を介した
腎外尿酸排泄を評価

ABCG2(ATP-binding transporter cassette subfamily G member 2)と呼ばれるトランスポーターを介した小腸からの尿酸排泄(腎外排泄系)が血清尿酸値の高低に強く関与していることを、東京薬科大学薬学部病態生理学教室の大橋勇紀氏らが、遺伝子解析により突き止めた。また、腎臓からの尿酸排泄能がほとんど欠如している場合、小腸は体内で作られる尿酸の最大60%程度を排泄していることも明らかになった。研究の詳細は、「Scientific Reports」に2023年1月13日掲載された。

これまでの研究で、健康な人では、尿酸の約3分の2は腎臓から、残りの約…

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