vol.29

血漿中キサンチン酸化還元酵素活性と
CKD重症化が関連か

日本人の一般集団において、血漿中キサンチン酸化還元酵素(以下、XOR)活性は慢性腎臓病(CKD)の重症度と関連し、XOR活性のアップレギュレーションは腎機能障害の進行と関連する可能性があるという研究結果を、岩手医科大学・いわて東北メディカルメガバンク機構の研究グループが、「Kidney and Blood Pressure Research」に2022年11月1日発表した。

XORは、高血圧や内皮機能障害、動脈硬化、腎機能障害など幅広い病態において、活性酸素の発生源・供給源であることが明らかになっている。本研究グループはこれまでに、日本人の一般集団において、高いXOR活性が心血管疾患(CVD)…

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