vol.24

痛風の遺伝的素因を持つ女性では、
過体重または肥満の存在で
痛風リスクがさらに上昇する

遺伝的素因と肥満は痛風発症のリスク因子であるが、遺伝的素因を持つ過体重または肥満の女性が痛風を発症するリスクは、遺伝的素因と肥満の各々が痛風を発症するリスクの合計よりも高いことが、米マサチューセッツ総合病院のNatalie McCormick氏らにより、「Annals of the Rheumatic Diseases」4月号に掲載された論文で報告された。

最もありふれた炎症性関節炎である痛風は、耐え難い痛みを断続的に起こし、関節を傷つけ、さらには心疾患・代謝疾患・腎臓疾患などの合併症を引き起こすこともある。痛風は従来、男性の疾患とみなされてきたが、近年、世界的に女性の痛風が増加傾向にある…

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