vol.23

若年でも過体重の人では高い尿酸レベルが
CKD発症に関連か

約8,000人の日本人男性会社員の年次健診データを後ろ向きに分析したところ、若年男性では過体重(BMI 25.0kg/m2)の場合に、また中年男性では過体重の有無にかかわらず、高い血清尿酸(SUA)レベルは慢性腎臓病(CKD)発症のリスク因子であることが、産業医科大学の久間昭寛氏らの研究で示唆された。研究の詳細は、「BMJ Open」に2月7日掲載された。

過体重や肥満、高いSUAレベルはCKD発症のリスク因子であることが知られているが、若年者におけるこれらの関連は明らかになっていない。そこで、久間氏らは、若年から中年期の健康な男性会社員を5年間追跡し、SUAとBMI、CKD発症との関係に…

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