vol.21

COVID-19入院患者では有害転帰に
高尿酸血症が関与

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による入院患者では、血清尿酸(UA)値が高いほど急性腎障害(AKI)、主要な腎有害イベント(MAKE)、院内死亡などの有害転帰のリスクが高まる可能性のあることが、米マウントサイナイ・アイカーン医科大学のKinsuk Chauhan氏らによる観察研究で示唆された。研究の詳細は、「American Journal of Nephrology」2021年12月9日号に掲載された。

体内で産生されるUAの70%は腎臓により体外に排泄され、血清UA値のバランスが保たれている。しかし、COVID-19の病態下では、炎症サイトカインにより異化作用が亢進し、高尿酸…

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