vol.19

COVID-19患者の2割強は発症初期から
腎機能が低下、また初期の腎機能障害は
予後不良を示唆、中国の研究

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者では、発症初期に2割強で推算糸球体濾過量(eGFR)やクレアチニンクリアランス(CCr)が低下していたとする研究結果を、中国人民解放軍第三軍医大学(中国)のTingting Xia氏らが、「BMC Infection Disease」9月号に発表した。同時に、発症初期の腎機能障害はCOVID-19の予後不良と関連する可能性も示唆された。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)を介して細胞に侵入することが明らかになっている。このACE2は肺組織よりも腎臓に多く存在することから、腎臓は本ウイルスの標的…

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