vol.18

日本人中年男女で血清尿酸値と
CKD発症率との関連はJカーブ 
大規模な後ろ向き疫学調査の結果

日本人の中年男女では、血清尿酸値は高くても低くても慢性腎臓病(CKD)の発症リスクが高まると考えられることが、東北医科薬科大学の中山晋吾氏らの大規模な後ろ向き疫学研究から示された。さらに、CKD発症リスクが上昇する血清尿酸値の範囲は男性と女性で異なることも分かった。研究の詳細は「Atherosclerosis」8月号に掲載された。

高尿酸血症は、CKDの独立したリスク因子である可能性が示唆されているが、中年男女を対象とした検討はほとんど行われていない。そこで、中山氏らは今回、日本の大規模な民間医療情報データベースを用いて、中年男女における血清尿酸値とCKD発症の関連を後ろ向きに検討した。CKD…

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