vol.13

高尿酸血症は大動脈疾患関連死に関与/
日本人の地域住民コホート研究で判明

わが国の地域住民を対象とした大規模なコホート研究から、高尿酸血症は、大動脈疾患(aortic disease;AD)関連死の重要なリスク因子である可能性が示されたと、山形大学医学部附属病院第一内科の大瀧陽一郎氏らが、「Scientific Reports」2020年8月31日オンライン版に報告した。

医学がこれほど進歩したにもかかわらず、大動脈解離や大動脈瘤破裂といったADの致死率は、いまだに極めて高い。ところが、ADの有病率は低いため、前向きコホート研究が十分に実施されておらず、AD関連死のリスク因子は明らかになっていない。一方、日本では、食生活の欧米化とともに、高尿酸血症は公衆衛生上の…

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