vol.8

心血管代謝疾患リスクが最小となる血清尿酸値を男女別に推定
健診データを利用した日本人5年間のコホート研究

日本人の一般集団を対象とした5年間コホート研究から、心血管代謝疾患の発症リスクが最小となる血清尿酸(UA)値は、男性では5mg/dL未満、女性では2~4mg/dLと推定されることを、虎ノ門病院(東京都)集中治療科の桑原政成氏らが「Journal of Clinical Medicine」3月30日オンライン版に発表した。

UA値と心血管代謝疾患の発症リスクとの関係が、Jカーブ曲線になるという報告はあるが、一般集団における至適レベルや、これら疾患の発症リスクを最も小さくするUA値は明らかになっていない。桑原氏らは今回、UA値と心血管代謝疾患の発症リスクとの間にJカーブの関係があるか、またこれ…

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