vol.1

痛風発作リスクの高い無症候性高尿酸血症、
新たな遺伝子座をゲノムワイド関連解析で同定

防衛医科大学校分子生体制御学の河村優輔氏らは、痛風症例と無症候性高尿酸血症(AHUA)症例を対象としたゲノムワイド関連解析(GWAS)および再現解析を実施。AHUAから痛風発作に至るリスクの上昇と有意に関連する2カ所の新たな遺伝子座、および関連する可能性がある1カ所の遺伝子座を同定したと、「Annals of the Rheumatic Diseases」7月8日オンライン版に発表した。

血清尿酸値の上昇には、食生活などの環境因子だけではなく、遺伝的要因も強く関係していることが知られている。一方で、実際に痛風を発症する人は一部に限られる。河村氏らは、健康な人が痛風発作を起こすまでには「正常から…

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